「もっと食べろ」と言われても、胃袋の大きさには物理的な限界があります。
無理に定食を詰め込めば午後の仕事は強烈な眠気で使い物にならなくなり、最悪の場合は胃もたれで夕食が一切喉を通らなくなる。結果として、1日のトータル摂取カロリーが足りず、体重は一向に増えない。
身長170cm、体重47kgだったかつての僕が常に直面していた「少食の壁」です。 この壁を破壊し、60kgまでの増量(+13kg)を可能にした最大の裏技。それが「カロリーを”食べる”のではなく”飲む”こと」でした。
そして、そのための最強の弾薬が、GronG(グロング)の**「マルトデキストリン」**です。
マルトデキストリン(粉飴)とは何か?
マルトデキストリンとは、デンプンを分解して作られた炭水化物(糖質)のパウダーです。
最大の特徴は**「消化の負担がほぼゼロ」**であること。 おにぎりやパンといった固形物は、胃で消化するために時間とエネルギーを使います。しかし、マルトデキストリンはすでに分解された状態のため、水に溶かして飲むだけで、胃に負担をかけずに即座にエネルギー(カロリー)として吸収されます。
「食べる」ことは疲れますが、「飲む」ことなら満腹でも可能です。 水やプロテインにこれをスプーン数杯混ぜるだけで、一瞬にしておにぎり1〜2個分のカロリーを流し込める。まさに「飲む点滴」であり、食の細いハードゲイナーにとっては必須の装備です。

なぜ「グロングの5kg」一択なのか
マルトデキストリン自体は様々なメーカーから出ていますが、僕は圧倒的に**「グロングの5kgパッケージ」**を常備することを推奨します。
理由は以下の2点です。
1. 狂気的なコストパフォーマンス 5kgという米袋のようなサイズで届きますが、価格は数千円。1kgあたり数百円という、炭水化物サプリとして価格破壊レベルの安さです。毎日大量に消費するカロリー源として、これほど優秀なものはありません。
2. 味がほぼ無いから「日常の食事」に隠せる これが、少食の人間にとって最大のメリットかもしれません。 マルトデキストリンは糖質ですが、砂糖のような強い甘みはほぼありません。ほんのり甘みを感じる程度の、限りなく「無味無臭」に近いパウダーです。
だからこそ、プロテインに混ぜても味を邪魔しないのは当然として、日常の飲み物や料理に「隠しカロリー」として忍ばせることができます。
「今日はプロテインを作る気力すら起きない」 そんな日は、朝のコーヒーや、夕食の味噌汁にスプーン数杯をぶち込んでください。味や食感を全く変えることなく、おにぎり1個分のカロリーを「無意識のうちに」摂取できます。筋トレをしない日であっても、日常の水分補給に溶かしておくだけで、胃腸に負担をかけずに体重減少を防ぐ強固な防波堤になります。

唯一の注意点:一気に飲むな
絶賛してきましたが、胃弱な人間が扱う上で絶対に守るべきルールが1つあります。 それは**「一気飲みしないこと」**です。
吸収が早すぎるため、大量に一気飲みすると血糖値が急上昇して猛烈な眠気に襲われたり、浸透圧の関係でお腹が緩くなったりします(浸透圧性下痢)。
正しい使い方は「チビチビ飲む」ことです。 僕は、仕事のデスクにマルトデキストリンを溶かしたドリンク(またはプロテイン)を置き、事務作業をしながらこまめに水分補給として流し込んでいます。これなら胃腸に負担をかけず、血糖値を安定させたまま、1日を通して確実にカロリーを上乗せできます。
結論:固形物への執着を捨てろ
太れないなら、無理して固形物を食べる必要はありません。 消化能力の低い僕たちが、強靭な胃腸を持つマッチョたちと同じ「食事法」で戦うのは戦略ミスです。
胃腸を休ませながら、液体のカロリーを血管に流し込む。 この「弱者の戦略」に切り替えた瞬間から、あなたの体重計の針は確実に右へ動き始めます。まずはこの5kgの米袋を部屋に置き、カロリーの概念を変えてみてください。


コメント